ココロといっぱい #13「ココロの1日」
ココロSSの第13話。
今回はココロの日常を振り返ってみました。
今回はココロの日常を振り返ってみました。
ココロの1日はいつも落ち着きがない。
ブログ妖精であることを踏まえても、明らかに普通の人とは違う。
ともに生活してきたシンは、それをイヤというほど痛感してきた。
午前7時、起床。
しかしいつも目覚まし時計をセットしているにもかかわらず、そのベルで眼を覚ますことが少ない。
慌しい様子で、ジャムをぬった食パンを口に死ながら私服へと着替える。お弁当を作るために。
ところがそのお弁当作りもなかなかうまくいかない。
皮すらむいていないジャガイモやら歯ブラシなど、食べられないものを混ぜてしまう。さらに焼きすぎてマグマや炭にしてしまう始末。挙句に調味料をビンごと入れることも。
しかもこのお弁当、自分のものではなくシンのために作っているものである。しかも味見をしないという決定的な失態を平気で行っている。
「料理が趣味というのは食べることではないのか?」
という指摘も、
「食べることは特技です。」
といって、あくまで料理を趣味だと言い張っているようである。
しかし全部が失敗作であるわけではなく、稀に成功することがある。
そのため、シンはココロに悪いと思いながらも、成功したものを除いて、昼食は全て外で買って食べることにしていた。
午前8時~9時、自由時間。
登校の時刻までまだ時間がある。ココロはその間、いろいろなことをしてくつろいでいる。
お茶、紅茶、メロンソーダを飲んだり、TVや新聞を見たり、読書したり部屋の掃除をしたり。
しかし学校の勉強に備えての予習を行う様子は見られない。
こうした和やかに見える時間を、ココロは過ごしている。
午前9時、登校。
その直前にココロは私服を脱いで、ブログ妖精学校の制服へと着替える。チューリップ畑を抜けて、学校へと行くのである。
登校後はブログ妖精学校での授業である。
授業の内容は国語、数学、理科、社会など、人間の高校レベルに相当する。これに加えてブログに関することといった、ブログ妖精になる上で不可欠な内容も盛り込まれている。
ところがココロはいつも居眠りをしている。彼女曰く、
「眠くさせる魔法使いみたいな先生がいるんです・・」
ところがどの先生の授業であっても居眠りしているため、ココロの言い訳でしかない可能性が強い。
午前11時~12時、調理実習。
様々な料理や菓子、デザートを教わり、作っている。それもほぼ毎時間。
ココロが1番楽しみにしている授業のはずだった。
ところが先生はココロを調理実習に参加させようとしない。
ココロは以前に調理実習を行ったとき、その調理の腕の悪さで先生や周囲の生徒を恐怖のどん底に落としたことがあった。そのため先生はココロに実習に参加するのを禁止した。
なぜ周囲を恐れさせたのか、なぜ実習に参加させてくれないのか。ココロは今でもその理由を自覚していなかった。
午後1時、部活。
ココロは水泳部に所属している。
ところがココロはあまり泳いでいるところを見せない。あまり泳ぎは得意ではないが、部活での練習で一応は上達している。
午後2時~4時、放課後。
ココロは1度帰宅して私服に着替えてから、改めて出かける。そこで彼女は散歩、買い物、買い食いをするのである。
外出中の食べ歩きは学校で禁止されている。そのためココロは、先生に見つからないようにこっそりと買い食いをしているのである。
ココロはよくハンバーガーショップやたい焼き屋を訪れている。買ったハンバーガーやたい焼きを、散歩しながら食べているのである。
以前はレストランに立ち寄ることもあった。ドリンクバーのあるレストランだったが、そこでメロンソーダを飲みすぎたためにブラックリストに加えられて立ち入り禁止にされてしまった。
それにもめげずにココロは放課後を楽しんでいる。
午後4時~6時、自由時間。
実質的に朝の自由時間と同じ。
午後6時~7時、夕食。
夕食の調理に励むココロだが、弁当作りと同様に失敗が多い。
彼女は主にオムライス、カレー、サンドイッチを作っているつもりなのだが。
午後7時~10時、自由時間。
昼間と違う点は、ラジオの司会を行っている点である。その仕事が彼女の収入のひとつとなっている。
ラジオを行いながらも、ココロは夜も落ち着きのない時間を過ごしている。
午後10時~11時、入浴。
ココロは自分の清潔を怠らない。毎晩入浴をしている。
ところが入浴中のココロは、非常に態度が大きくなり、ビールを要求したりと、妖精とは思えない発言までする始末である。
そんなことなどお構いなしに、ココロは体と一緒に、気持ちものぼせてしまっている。
午後11時~12時、自由時間。
入浴前の自由時間と同じだが、眠気に耐えかねて寝てしまうことがある。
「うぅ~・・眠くなってきたです~・・・」
ついに我慢の限界を迎えたココロは着替えを始める。帽子を外して私服を脱ぐと、ピンクのパジャマを着る。
「ボタンを留めるのが大変なんです・・・」
何とかボタンを留めて羽織をかけて、ウサギの耳のように垂れ下がっているナイトキャップをつけた。
「これでよし♪ではシンさん、おやすみなさい♪」
ココロは挨拶をすると、まくらを持ってベットに入った。
午前0時~7時、就寝。
ココロはベットで横になるとすぐに寝てしまう。だが時折、夜中になると眼を覚ますことがある。
「あの・・トイレ、一緒に行ってもらえませんか?・・暗いの、ダメなんです・・・」
ココロは夜に1人でトイレに行くことができない。暗いといった怖いのが苦手なのである。
無事トイレに入れたとしても、トイレが流れなかったり、幽霊に怯えたりと、騒動が事欠かない。
また夜中に机に向かうこともある。
勉強、日記、ラジオの原稿。いろいろなものを書いているようである。
だが結果としてココロの寝不足を引き起こしている要因ともなっていた。
この調子でココロは1日1日を過ごしている。
だがシンの家に移り住むようになってからは、ココロの自信過剰は脳天直撃シンチョップで叩かれることとなった。
それでもめげず負けず、ココロは1人前のブログ妖精になるため、精進していくのだった。
ブログ妖精であることを踏まえても、明らかに普通の人とは違う。
ともに生活してきたシンは、それをイヤというほど痛感してきた。
午前7時、起床。
しかしいつも目覚まし時計をセットしているにもかかわらず、そのベルで眼を覚ますことが少ない。
慌しい様子で、ジャムをぬった食パンを口に死ながら私服へと着替える。お弁当を作るために。
ところがそのお弁当作りもなかなかうまくいかない。
皮すらむいていないジャガイモやら歯ブラシなど、食べられないものを混ぜてしまう。さらに焼きすぎてマグマや炭にしてしまう始末。挙句に調味料をビンごと入れることも。
しかもこのお弁当、自分のものではなくシンのために作っているものである。しかも味見をしないという決定的な失態を平気で行っている。
「料理が趣味というのは食べることではないのか?」
という指摘も、
「食べることは特技です。」
といって、あくまで料理を趣味だと言い張っているようである。
しかし全部が失敗作であるわけではなく、稀に成功することがある。
そのため、シンはココロに悪いと思いながらも、成功したものを除いて、昼食は全て外で買って食べることにしていた。
午前8時~9時、自由時間。
登校の時刻までまだ時間がある。ココロはその間、いろいろなことをしてくつろいでいる。
お茶、紅茶、メロンソーダを飲んだり、TVや新聞を見たり、読書したり部屋の掃除をしたり。
しかし学校の勉強に備えての予習を行う様子は見られない。
こうした和やかに見える時間を、ココロは過ごしている。
午前9時、登校。
その直前にココロは私服を脱いで、ブログ妖精学校の制服へと着替える。チューリップ畑を抜けて、学校へと行くのである。
登校後はブログ妖精学校での授業である。
授業の内容は国語、数学、理科、社会など、人間の高校レベルに相当する。これに加えてブログに関することといった、ブログ妖精になる上で不可欠な内容も盛り込まれている。
ところがココロはいつも居眠りをしている。彼女曰く、
「眠くさせる魔法使いみたいな先生がいるんです・・」
ところがどの先生の授業であっても居眠りしているため、ココロの言い訳でしかない可能性が強い。
午前11時~12時、調理実習。
様々な料理や菓子、デザートを教わり、作っている。それもほぼ毎時間。
ココロが1番楽しみにしている授業のはずだった。
ところが先生はココロを調理実習に参加させようとしない。
ココロは以前に調理実習を行ったとき、その調理の腕の悪さで先生や周囲の生徒を恐怖のどん底に落としたことがあった。そのため先生はココロに実習に参加するのを禁止した。
なぜ周囲を恐れさせたのか、なぜ実習に参加させてくれないのか。ココロは今でもその理由を自覚していなかった。
午後1時、部活。
ココロは水泳部に所属している。
ところがココロはあまり泳いでいるところを見せない。あまり泳ぎは得意ではないが、部活での練習で一応は上達している。
午後2時~4時、放課後。
ココロは1度帰宅して私服に着替えてから、改めて出かける。そこで彼女は散歩、買い物、買い食いをするのである。
外出中の食べ歩きは学校で禁止されている。そのためココロは、先生に見つからないようにこっそりと買い食いをしているのである。
ココロはよくハンバーガーショップやたい焼き屋を訪れている。買ったハンバーガーやたい焼きを、散歩しながら食べているのである。
以前はレストランに立ち寄ることもあった。ドリンクバーのあるレストランだったが、そこでメロンソーダを飲みすぎたためにブラックリストに加えられて立ち入り禁止にされてしまった。
それにもめげずにココロは放課後を楽しんでいる。
午後4時~6時、自由時間。
実質的に朝の自由時間と同じ。
午後6時~7時、夕食。
夕食の調理に励むココロだが、弁当作りと同様に失敗が多い。
彼女は主にオムライス、カレー、サンドイッチを作っているつもりなのだが。
午後7時~10時、自由時間。
昼間と違う点は、ラジオの司会を行っている点である。その仕事が彼女の収入のひとつとなっている。
ラジオを行いながらも、ココロは夜も落ち着きのない時間を過ごしている。
午後10時~11時、入浴。
ココロは自分の清潔を怠らない。毎晩入浴をしている。
ところが入浴中のココロは、非常に態度が大きくなり、ビールを要求したりと、妖精とは思えない発言までする始末である。
そんなことなどお構いなしに、ココロは体と一緒に、気持ちものぼせてしまっている。
午後11時~12時、自由時間。
入浴前の自由時間と同じだが、眠気に耐えかねて寝てしまうことがある。
「うぅ~・・眠くなってきたです~・・・」
ついに我慢の限界を迎えたココロは着替えを始める。帽子を外して私服を脱ぐと、ピンクのパジャマを着る。
「ボタンを留めるのが大変なんです・・・」
何とかボタンを留めて羽織をかけて、ウサギの耳のように垂れ下がっているナイトキャップをつけた。
「これでよし♪ではシンさん、おやすみなさい♪」
ココロは挨拶をすると、まくらを持ってベットに入った。
午前0時~7時、就寝。
ココロはベットで横になるとすぐに寝てしまう。だが時折、夜中になると眼を覚ますことがある。
「あの・・トイレ、一緒に行ってもらえませんか?・・暗いの、ダメなんです・・・」
ココロは夜に1人でトイレに行くことができない。暗いといった怖いのが苦手なのである。
無事トイレに入れたとしても、トイレが流れなかったり、幽霊に怯えたりと、騒動が事欠かない。
また夜中に机に向かうこともある。
勉強、日記、ラジオの原稿。いろいろなものを書いているようである。
だが結果としてココロの寝不足を引き起こしている要因ともなっていた。
この調子でココロは1日1日を過ごしている。
だがシンの家に移り住むようになってからは、ココロの自信過剰は脳天直撃シンチョップで叩かれることとなった。
それでもめげず負けず、ココロは1人前のブログ妖精になるため、精進していくのだった。
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