ココロといっぱい #23「ココロの祟り」
ココロSSの第23話。
今回はココロちゃんに、同じ声の主が演じるあのキャラに豹変します。
今回はココロちゃんに、同じ声の主が演じるあのキャラに豹変します。
シンとともに平穏な日常を送るココロ。
だがある日、彼女を巻き込んだ恐ろしいことが巻き起ころうとしていた。
ブログ妖精学校にて、水泳部の部活を行っていたココロ。ココロは泳ぎがうまくなろうと、躍起になっていた。
(シンさんと一緒に泳げるように頑張らないと・・・)
気持ちを引き締めて精を出すココロ。彼女は飛び込みから水泳を行おうとしていた。
だが飛び込んだココロがそのまま真下に落ちて、プールの底に突っ込んだ。
「部長、ココロさんがプールに!」
「えっ!?」
部員の呼びかけに部長が驚きの声を上げる。プールの底に頭が突き刺さったココロは、息苦しさにもがくも抜け出ることができず、気絶してしまった。
部員に助けられて、無事にプールから出ることができたココロ。
「ココロさん、大丈夫でしょうか・・・?」
「頭を打ちましたよね?・・・病院に連絡しないと・・・!」
部員たちがココロの心配をする。だがそのとき、ココロが何事もなかったかのように起き上がってきた。
「コ、ココロちゃん!?・・大丈夫なの・・・!?」
「・・・大丈夫だよ・・ココロ、このくらいでは何ともないよ・・・」
驚きを見せる部員たちにココロが答える。だが普段の天真爛漫な彼女とは一変した、不気味な雰囲気をかもし出していた。
「もう時間ですよね?・・もう帰りますね・・・」
ココロは低い声音で言いかけると、先にプールを後にした。彼女の姿に部員たちは困惑するばかりだった。
大学から帰ってきたシン。時刻は3時半を回ろうとしていた。
「この時間だと、ココロちゃんはお散歩かな・・荷物を置いて公園に行くとしよう・・」
シンは呟きかけて、自分の部屋に入った。だがココロの部屋に明かりがついていた。
「ココロちゃん?・・・帰ってるの?」
シンが声をかけると、ココロが自分の部屋から顔を出してきた。彼女はネコのぬいぐるみを抱きしめて、上機嫌になっていた。
「シンさん、シンさん♪このぬいぐるみ、かぁいいよ~♪おっもちかえり~♪」
ココロがネコのぬいぐるみをシンに見せ付ける。
(お、おかしい・・いつものココロちゃんじゃない・・いつものココロちゃんもおかしいけど、今はもっとおかしい・・・!)
一変しているココロの様子に、シンは唖然となっている。
「ココロちゃん・・夜ご飯の買出しは終わってるの・・?」
「あっ・・いけない・・夜ご飯の材料、買ってこないと・・・」
シンに言われて、ココロがぬいぐるみを部屋に置いて、そそくさに買い物に出かけていった。
「ココロちゃん、どうしたっていうんだ・・・?」
ココロの異変にシンは不安を感じていた。
買出しを終えたココロは、早速夜ご飯の調理を始めた。しかし料理の腕の悪さは相変わらずで、彼女は今日も参っていた。
「ハァ・・やっぱり今日も僕が何とかするしかないかな・・・」
自分で料理をしようと、シンが机を立つ。
「ウソ・・こんなのウソ・・・」
「ココロちゃん・・・?」
「ウソだ!」
突如絶叫を上げるココロ。彼女は今まで見せたことのないような、狂気に満ちた表情を浮かべていた。
「ココロの料理がこんなに下手なわけがない!ちゃんと美味しくならない材料が悪いのよ!」
怒号を上げるココロが、なんと身の丈ほどの鉈を取り出した。彼女はまな板に置かれた材料を、その鉈で真っ二つにしようとしていた。
「ダメだ、ココロちゃん!そんなことしたら、まな板も厨房も・・!」
シンが慌ててココロを止めようとする。飛びかかった彼が、ココロに向けて脳天直撃シンチョップを繰り出す。
するとその敵意を感じ取ったココロが、振り下ろそうとした鉈をシンに向けて振りかざす。2人の攻撃が衝突すると、稲妻のような轟音と衝撃が湧き起こった。
ココロの鉈が折れて、シンも攻撃した手を痛がっていた。
「ものすごい力・・やっぱりココロちゃん、おかしくなってる・・・」
ココロの異変を痛感し、シンは危機感を覚えていた。
「えっ?ココロがおかしくなった?」
シンから事情を聞いたむーちゃんが眉をひそめる。ココロは別室でひたすら何かに謝っていた。
「ココロはいつもおかしいけど・・これはいつもよりおかしい・・・」
「何がどうなってるの?・・このままじゃココロちゃんが・・・」
「・・ココロがあんな調子だと、あたしも調子が狂うからね・・」
不安を浮かべるシンに、むーちゃんが考え込む。
「もしかして、何かにとりつかれてんじゃないかしら?」
「とりつかれてる?」
むーちゃんが口にした言葉に、シンが疑問符を浮かべる。
「ココロは今までいろんなところに行ってるからね。幽霊や怨念にとりつかれることもあるのよ・・」
「とりつかれるって・・そんなことが滅多に起きるものなの・・・?」
むーちゃんの説明を聞いて、シンが呆れる。
「でもそのときはいつも、頭に杭を打ち込んで元に戻してたけど・・多分、強いショックを与えればいいんだけど・・」
「強いショックか・・でも今のココロちゃんは手強くなってるから・・さっきだってチョップを相殺されて・・・心してかからないと・・・」
むーちゃんの言葉にシンが困惑する。しかしやるしかないと彼は割り切っていた。
「こうなったら戦争よ・・あたしをしっかりサポートしなさいよ、シン!」
命令口調のむーちゃんに、シンは渋々賛同する。彼女が部屋に飛び込み、ココロの前に立ちはだかる。
「ココロに何かするの、むーちゃん?・・・ダメだよ・・ココロには勝てないよ・・アッハハハハハ!」
狂気に満ちた笑いを上げるココロ。むーちゃんが使い魔を使って、杭をココロの頭に打ち込もうとした。
だがココロの繰り出した眼にも留まらぬ速さのパンチで、使い魔たちを軽々と撃退してしまった。
「は、速い・・とんでもない速さになってる・・・!」
とてつもない力と狂気を発揮するココロ。ココロがむーちゃんに敵意を向けて、ゆっくりと歩を進めてくる。
そのとき、シンがココロに飛びかかり、脳天直撃シンチョップを繰り出す。だがそれに気付いていたココロが振り返り、真剣白刃取りでチョップを受け止める。
だがその直後、シンの左手によるもう1発のチョップが放たれる。その一撃がココロの頭に叩き込まれた。
その痛烈な一撃に昏倒するココロ。だがしばらくすると、彼女は何事もなかったかのように起き上がってきた。
「あれ?ココロ、今まで何をして・・・?」
「ココロちゃん・・元に戻ったの・・・?」
疑問符を浮かべるココロに、シンが安堵を覚える。ココロは今まで自分がしてきたことを、全く覚えていなかった。
「あっ!いけない!夜ご飯の支度がまだでした!」
ココロが慌てて夕食の支度に飛び出していった。
「な・・何だったんだ・・・?」
彼女の後ろ姿を見つめて、シンはむーちゃんとともに唖然となっていた。
「ブログ妖精・・ココロちゃんと生活してしばらくたつけど・・まだまだ分からないことが多い・・・」
ココロに対して困惑を隠せなくなるシン。
結果的に、ココロは元に戻ることができた。しかしココロやブログ妖精に関して、さらなる謎が深まったのも事実だった。
だがある日、彼女を巻き込んだ恐ろしいことが巻き起ころうとしていた。
ブログ妖精学校にて、水泳部の部活を行っていたココロ。ココロは泳ぎがうまくなろうと、躍起になっていた。
(シンさんと一緒に泳げるように頑張らないと・・・)
気持ちを引き締めて精を出すココロ。彼女は飛び込みから水泳を行おうとしていた。
だが飛び込んだココロがそのまま真下に落ちて、プールの底に突っ込んだ。
「部長、ココロさんがプールに!」
「えっ!?」
部員の呼びかけに部長が驚きの声を上げる。プールの底に頭が突き刺さったココロは、息苦しさにもがくも抜け出ることができず、気絶してしまった。
部員に助けられて、無事にプールから出ることができたココロ。
「ココロさん、大丈夫でしょうか・・・?」
「頭を打ちましたよね?・・・病院に連絡しないと・・・!」
部員たちがココロの心配をする。だがそのとき、ココロが何事もなかったかのように起き上がってきた。
「コ、ココロちゃん!?・・大丈夫なの・・・!?」
「・・・大丈夫だよ・・ココロ、このくらいでは何ともないよ・・・」
驚きを見せる部員たちにココロが答える。だが普段の天真爛漫な彼女とは一変した、不気味な雰囲気をかもし出していた。
「もう時間ですよね?・・もう帰りますね・・・」
ココロは低い声音で言いかけると、先にプールを後にした。彼女の姿に部員たちは困惑するばかりだった。
大学から帰ってきたシン。時刻は3時半を回ろうとしていた。
「この時間だと、ココロちゃんはお散歩かな・・荷物を置いて公園に行くとしよう・・」
シンは呟きかけて、自分の部屋に入った。だがココロの部屋に明かりがついていた。
「ココロちゃん?・・・帰ってるの?」
シンが声をかけると、ココロが自分の部屋から顔を出してきた。彼女はネコのぬいぐるみを抱きしめて、上機嫌になっていた。
「シンさん、シンさん♪このぬいぐるみ、かぁいいよ~♪おっもちかえり~♪」
ココロがネコのぬいぐるみをシンに見せ付ける。
(お、おかしい・・いつものココロちゃんじゃない・・いつものココロちゃんもおかしいけど、今はもっとおかしい・・・!)
一変しているココロの様子に、シンは唖然となっている。
「ココロちゃん・・夜ご飯の買出しは終わってるの・・?」
「あっ・・いけない・・夜ご飯の材料、買ってこないと・・・」
シンに言われて、ココロがぬいぐるみを部屋に置いて、そそくさに買い物に出かけていった。
「ココロちゃん、どうしたっていうんだ・・・?」
ココロの異変にシンは不安を感じていた。
買出しを終えたココロは、早速夜ご飯の調理を始めた。しかし料理の腕の悪さは相変わらずで、彼女は今日も参っていた。
「ハァ・・やっぱり今日も僕が何とかするしかないかな・・・」
自分で料理をしようと、シンが机を立つ。
「ウソ・・こんなのウソ・・・」
「ココロちゃん・・・?」
「ウソだ!」
突如絶叫を上げるココロ。彼女は今まで見せたことのないような、狂気に満ちた表情を浮かべていた。
「ココロの料理がこんなに下手なわけがない!ちゃんと美味しくならない材料が悪いのよ!」
怒号を上げるココロが、なんと身の丈ほどの鉈を取り出した。彼女はまな板に置かれた材料を、その鉈で真っ二つにしようとしていた。
「ダメだ、ココロちゃん!そんなことしたら、まな板も厨房も・・!」
シンが慌ててココロを止めようとする。飛びかかった彼が、ココロに向けて脳天直撃シンチョップを繰り出す。
するとその敵意を感じ取ったココロが、振り下ろそうとした鉈をシンに向けて振りかざす。2人の攻撃が衝突すると、稲妻のような轟音と衝撃が湧き起こった。
ココロの鉈が折れて、シンも攻撃した手を痛がっていた。
「ものすごい力・・やっぱりココロちゃん、おかしくなってる・・・」
ココロの異変を痛感し、シンは危機感を覚えていた。
「えっ?ココロがおかしくなった?」
シンから事情を聞いたむーちゃんが眉をひそめる。ココロは別室でひたすら何かに謝っていた。
「ココロはいつもおかしいけど・・これはいつもよりおかしい・・・」
「何がどうなってるの?・・このままじゃココロちゃんが・・・」
「・・ココロがあんな調子だと、あたしも調子が狂うからね・・」
不安を浮かべるシンに、むーちゃんが考え込む。
「もしかして、何かにとりつかれてんじゃないかしら?」
「とりつかれてる?」
むーちゃんが口にした言葉に、シンが疑問符を浮かべる。
「ココロは今までいろんなところに行ってるからね。幽霊や怨念にとりつかれることもあるのよ・・」
「とりつかれるって・・そんなことが滅多に起きるものなの・・・?」
むーちゃんの説明を聞いて、シンが呆れる。
「でもそのときはいつも、頭に杭を打ち込んで元に戻してたけど・・多分、強いショックを与えればいいんだけど・・」
「強いショックか・・でも今のココロちゃんは手強くなってるから・・さっきだってチョップを相殺されて・・・心してかからないと・・・」
むーちゃんの言葉にシンが困惑する。しかしやるしかないと彼は割り切っていた。
「こうなったら戦争よ・・あたしをしっかりサポートしなさいよ、シン!」
命令口調のむーちゃんに、シンは渋々賛同する。彼女が部屋に飛び込み、ココロの前に立ちはだかる。
「ココロに何かするの、むーちゃん?・・・ダメだよ・・ココロには勝てないよ・・アッハハハハハ!」
狂気に満ちた笑いを上げるココロ。むーちゃんが使い魔を使って、杭をココロの頭に打ち込もうとした。
だがココロの繰り出した眼にも留まらぬ速さのパンチで、使い魔たちを軽々と撃退してしまった。
「は、速い・・とんでもない速さになってる・・・!」
とてつもない力と狂気を発揮するココロ。ココロがむーちゃんに敵意を向けて、ゆっくりと歩を進めてくる。
そのとき、シンがココロに飛びかかり、脳天直撃シンチョップを繰り出す。だがそれに気付いていたココロが振り返り、真剣白刃取りでチョップを受け止める。
だがその直後、シンの左手によるもう1発のチョップが放たれる。その一撃がココロの頭に叩き込まれた。
その痛烈な一撃に昏倒するココロ。だがしばらくすると、彼女は何事もなかったかのように起き上がってきた。
「あれ?ココロ、今まで何をして・・・?」
「ココロちゃん・・元に戻ったの・・・?」
疑問符を浮かべるココロに、シンが安堵を覚える。ココロは今まで自分がしてきたことを、全く覚えていなかった。
「あっ!いけない!夜ご飯の支度がまだでした!」
ココロが慌てて夕食の支度に飛び出していった。
「な・・何だったんだ・・・?」
彼女の後ろ姿を見つめて、シンはむーちゃんとともに唖然となっていた。
「ブログ妖精・・ココロちゃんと生活してしばらくたつけど・・まだまだ分からないことが多い・・・」
ココロに対して困惑を隠せなくなるシン。
結果的に、ココロは元に戻ることができた。しかしココロやブログ妖精に関して、さらなる謎が深まったのも事実だった。
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