幻影日記

この作品は「ウルトラギャラクシー」シリーズの続編に辺り、ウルトラ戦士やウルトラ怪獣が総登場する作品です。光の国シリーズのウルトラマンを始め、違う世界観のウルトラマン（ダイナやマックスなど）も登場しています。怪獣や宇宙人も各作品から続々登場している他、あの実力派中堅芸人プレッシャー星人も出ています。キャストもオリジナルキャストが何人か登場している他、小泉元総理を始めとした著名人がゲスト出演を果たしています。
また配給がワーナーブラザーズとなっており、スターウォーズさならがの画質や演出が垣間見れました。

今回初めて登場となる２人のウルトラマン、ウルトラマンゼロとウルトラマンベリアルも見所です。

ウルトラマンゼロは、ウルトラセブンの息子であり、かつてセブンに鍛えられたレオに鍛えられています。そのため、セブンの能力と宇宙拳法を駆使した戦い方をします。その戦闘力はウルトラ戦士の中では群を抜いていますが、性格や口調はやや荒っぽく、かつて光の国の人工太陽「プラズマスパーク」の力を得ようとして戦士の資格を剥奪された経験があります。しかし彼の心には優しさがあり、父の正義を受け継いでベリアルと戦っていくこととなります。

ウルトラマンベリアルは、かつて力を求めてプラズマスパークの力を得ようとするも拒絶され、レイブラッド星人の力に付け込まれて悪に堕ちたウルトラマンです。これまでにもイーヴィルティガのような悪のウルトラマンや偽者が登場したケースが何度かありますが、光の国シリーズにおける悪のウルトラマンの登場は彼が初めてになります。
力を求めて光の国を攻めるベリアルだが、ウルトラマンキングによって宇宙牢獄に閉じ込められますが、ザラブ星人によって脱獄してプラズマスパークの力を手に入れ、さらには怪獣墓場から怪獣、宇宙人を復活させてしまったのです。

数多くのウルトラマンや人気のある怪獣や宇宙人が続々登場したことに、またまた懐かしさを感じました。個人的にはバルキー星人が粘っていたことが驚きでしたね。
ただゼロが前半は特訓シーンのみであまり出番がなかったのがどうも腑に落ちなかったですね。切り札は最後に残す、ということですか。

しかしベリアルが完全に倒されたといいがたいラストになっており、ゼロの活躍を含めて次回作を予感させています。