幻影日記

連続美女誘拐事件の犯人に狙われたアイミを助けるため現れたスパークガール（ライム）。だがこの場から離れようとしたところを捕まったアイミに気を取られ、スパークガールも誘拐犯に捕まってしまう。顔を傷つけられたことを不快に思った誘拐犯から眼光が放たれ、それを受けたスパークガールが強い胸の高鳴りを覚える。
次の瞬間、スパークガールに異変が起きた。「スパークガール」としての衣装が崩壊を引き起こし、あらわになった体がひび割れた石となっていた。
石化が進行し、裸へと、オブジェ（石像）へと変わっていく中、スパークガールは力を振り絞って発信機を誘拐犯に付ける。
やがて全身が石化し、脱力していくスパークガール。頬や髪がひび割れていく中、彼女はアイミに向けて、助けられなかったことを詫びる。誘拐犯の哄笑が響く中、唇が石化して声を出すこともできなくなり、涙を浮かべることしかできなくなる。その涙があふれた瞬間、彼女の瞳も石化に包まれる。
誘拐犯に連れ去られるアイミの悲痛の叫びが響く前で、オブジェと化したライム。誘拐犯の石化によって全裸の石像となった彼女は、背中にくっついたワイヤーに吊るされた状態のまま、夜の街に放置されてしまった・・・



この作品において所謂脱ぎ役となっている細川ライム（スパークガール）。そして体の石化＋衣服の破壊をもたらしている誘拐犯、花山クラインが、この石化シーンに多大な威力をもたらしています。
美女をものにしたいクラインは、魔石の力によって石化の能力を手に入れ、美女をさらって全裸のオブジェに変えてコレクションにしています。女性への支配欲のあまり、オブジェを破壊してしまう性悪な一面も備えています。
そのクラインによって、さらわれた美女と同様に石化を受けてしまうスパークガール。この石化が明確に描写されているのは彼女の石化です。石化した胸、尻、下腹部まで見せてしまってます。全裸の石像となっていく彼女の心境はどのようなものだったのでしょう・・・

この石化の影響は十二分にありますね。石化作家にとってはおそらく、この作品は聖書、スパークガールは聖女といえるのではないでしょうか（お
連載から１２年以上たっていますが、今でもアニメ化してほしいという願望がありますね。