幻影日記

南光太郎の親友で、同じ日食の時間に生まれた秋月信彦。だが光太郎とともにゴルゴムに捕まり、世紀王、シャドームーンに改造されてしまう。脳改造まで施されているシャドームーンは、信彦の記憶は残っているものの、その自我はなく、仮面ライダーの宿敵として光太郎の前に立ちはだかった。


BLACK、そしてＲＸの宿敵であるシャドームーン。その姿はベルトや複眼など、仮面ライダーと極めて酷似しています。これまでのライダーには、ショッカーライダーをはじめとした偽ライダーは何度か登場してきていますが、偽者ではないライダー姿の敵は彼が初めてでしょう。ところが厳密には彼は仮面ライダーの一員とはされてはいません。
能力はBLACK以上となっており、銀の装甲「シルバーガード」、肘とかかとにある強化武具「エルボートリガー」、「レッグトリガー」など、攻防の面でも脅威となっています。レッグトリガーを動かしながらの重圧感のある足音が特徴的です。
BLACKとの戦いでは世紀王の剣「サタンサーベル」を多用し、１度はBLACKを死に至らしめています。しかし最終決戦ではバトルホッパーの特攻とBLACKのライダーキックを受け、さらにベルト「シャドーチャージャー」を切りつけられて、ゴルゴム神殿の崩壊と運命をともにしたかに思われました。
ところが全ての記憶を引き換えにして復活。ＲＸと互角以上の激闘を演じ、ロボライダー、バイオライダーさえも圧したほどです。最後は長短２振りの剣「シャドーセイバー」でＲＸに挑むが、リボルケインでシャドーチャージャーを貫かれて敗北。信彦の自我と姿を取り戻して力尽きるのでした。
シャドームーンの存在と戦いは、BLACK、ＲＸの盛り上がりに大きく影響しています。見返したときには本当にしびれます。