幻影日記

内気な少女、小森アイミちゃんが大胆不敵な怪盗シャドウレディとなって活躍するこの作品。
第２巻では彼女のライバルとして登場した細川ライムちゃん＝スパークガールの活躍（？）が主に描かれています。

刑事、本田ブライトの発明仲間で、彼に想いを寄せているライムちゃん。また正義感と友情が強く、スパークガールに変装してシャドウレディに挑みました。

ワイヤーによる高速アクションと電撃棒「エレキロッド」を駆使して追い詰めるも、キャットシャドウの罠にかかって、衣装を切り裂かれて敗北を喫することに・・・

ライムちゃんのいやらしい姿はこれだけではありません。

初めてスパークガールになる際、上半身裸を披露していました。

そんな中、シャドウレディの相棒である小悪魔、デモの人間界介入の罪の帳消しの代わりに、魔界警察から５つの「魔石」の回収を命令されることになります。

美女の連続失踪事件に目を付けたアイミちゃんは自ら囮になります。
そこに全身黒ずくめの男が現れ、先に気付かれていたデモを捕まえられたため、アイミちゃんはやむなくシャドウレディになろうとします。
そこへスパークガールが現れて、男に挑むことに。
変身することもできなくなったアイミちゃんは、２人が戦っている間に逃げようとします。
しかし男の伸ばした髪に縛られ、そのアイミちゃんに気を取られたスパークガールもつかまれてしまいます。
顔を傷付けられた男が目を光らせると、スパークガールは強い胸の高鳴りに襲われます。

次の瞬間、スパークガールの衣装が崩壊して、あらわになった左腕、左胸、尻と下腹部が石に変わり出したのです。

石化が進行する中、スパークガールは力を振り絞って、アイミちゃんに目を向けていた男に発信機を付けました。

スパークガールの衣服も装備もかつらも全て引き剥がされたライムちゃんは、男の嘲笑の前でアイミちゃんに謝り、目に涙を浮かべます。
その涙があふれた瞬間に、彼女の体は完全に石化してしまいました。
さらわれていくアイミちゃんの悲痛の叫びの前で、全裸の石像となったライムちゃんが取り残されることに・・・

アイミちゃんが連れ込まれたのは屋敷の部屋の中。そこには数多くの全裸の女性の石像が置かれていました。
美女を誘拐、石化してコレクションしていたのは、魔石の力を得た青年実業家、花山クラインだったのです。
支配欲を強めて女性を屈服させようとするクラインに、アイミちゃんは怒りを爆発。シャドウレディになって、クラインを完膚なきまでに叩きのめすのです。
しかし力への欲望を膨らませたクラインが暴走。その欲を取り込んだことで、魔石に封印されていた魔人メデューが復活してしまいました。

再び封印しようとするシャドウレディですが、敵わずに石化されたばかりか、落下の衝撃でバラバラになってしまうのです・・
シャドウレディとデモ、人間と魔族の共存を垣間見たメデューは、クラインに石化されたライムちゃんたちを、事件の記憶を消した上で元に戻したのです。さらにシャドウレディも復活させて、メデューは魔石の中に戻ったのでした。

しかし、クラインがメデューにとどめを刺されたことを知る由もなく、スパークガールの発信機を頼りに駆けつけたブライトは、シャドウレディがクラインを殺したものと勘違いされてしまうのです・・・


あの服剥ぎ石化のシーンを含むコミックとなっています。
石化と同時に裸にされていくのは、極めて衝撃的です。
しかも画力も心理描写も高度で、石化されたライムちゃんの姿がよりすばらしく見えてしまいます。


もう２５年も経っているのですから、アニメ化がされてほしいものです。

そもそもこの２５年もの間に、服剥ぎ固めが他の公式作品に全くと言っていいほど登場していないのは、どうしても疑問しか残らないです。

服剥ぎ固めがまた日の目に出てくることを切に願います。